はり・きゅう ほうかん堂 完全予約制TEL.0798-20-2500漢法医学による鍼灸治療のすすめ。体表にアプローチすることにより、心身の健康回復をおこなう全身調整療法です。本来そなわっている『自然治癒力』(元気力)を高めて、身体のトラブルの回復や予防をおこないます。兵庫県西宮市にある萌漢堂ほうかんどうでは、痛いところ、不調な場所にとらわれず、病の原因を探り出して治療をおこなっています。

適応症

はりきゅうの効果については、WHO(世界保健機構)にも多くの疾患について有効性を認めています。
循環器系 循環器系 高血圧症、のぼせ、手足の冷え、むくみ
神 経 系 神 経 系 神経痛、神経麻痺、脳卒中後遺症、メニエル、自律神経失調症、不眠症 めまい、頭痛など
運 動 系 運 動 系 身体各部の関節痛、筋肉痛、頸・肩こり、五十肩、腱鞘炎、捻挫、打撲 腰痛、頚腕症候群、各種スポーツ障害、慢性関節リューマチなど
消火器系 消火器系 胃腸疾患(胃・十二指腸潰瘍)、便秘、下痢、痔、肝臓、胆のうの病気 歯痛、口内炎、夏バテなど
呼吸器系 呼吸器系 鼻炎、扁桃炎、咽喉炎、風邪、気管支炎、喘息、せきや痰など
泌尿器系 泌尿器系 腎炎、膀胱炎、前立腺肥大症など
産婦人科系 産婦人科系 生理痛、つわり、逆子、冷え症、のぼせ、更年期障害など
内分泌・代謝疾患 内分泌・代謝疾患 バセドー病、糖尿病、痛風など
アレルギー アレルギー 気管支喘息、アレルギー性鼻炎、眼炎、花粉症など
眼 科 系 眼 科 系 仮性近視、眼精疲労、かすみ目、ものもらいなど
耳鼻咽喉科系 耳鼻咽喉科系 耳鳴、中耳炎、難聴、蓄膿症、扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎など
皮膚科系 皮膚科系 蕁麻疹、しもやけ、ヘルペスなど
小児科系 小児科系 小児喘息、夜尿症、夜驚症、疳虫など

上記以外の症状にも適応いたしますので、ご遠慮なくご相談ください。

  • 小児の発育促進に
    こどもは非常に急速な成長過程にあり、神経系や内臓の発育がまだ完全に出来上がっていないため、大人とくらべて生活活動のバランスに不安定性があります。また外からの刺激に対して反応しやすく、自律神経系のバランスをくずしやすいものです。こういった場合小児はりでの調整が非常に効果を発揮します。
    夜泣き・おなかの不調・食欲がない・おねしょ・アトピー性皮膚炎・気管支炎・虚弱体質など。
    大人におこなっている鍼とはちがい、専用の刺さない鍼で皮膚にかるく擦るような施術をおこないます。なかには施術中に眠ってしまうお子様もいらっしゃいます。
    安全で気持ちの良い『小児はり』で、定期的に健康管理をおこなってみてはいかがですか。
  • 塾などの勉強疲れ。眼の疲れ・頭痛・倦怠感・肩こりなど自律神経調整に
    最近は小学生から肩こりや目の疲れ・鼻炎・頭痛にストレス性の症状を訴えることも多くなってきました。このような状態では勉強にも集中できません。そのような場合でも、はりきゅうは効果を発揮します。
    『小児はり』と同じく、痛みを感じにくい鍼での施術。試験前にもベストな状態で受けられるよう定期的に受診を!
  • 妊娠に向けて身体のバランスを調整したい(ご夫婦ともに)
    妊娠中・妊娠後のケアをしたい(逆子・安産・つわり・むくみ・腰痛など)
    最近鍼灸での妊娠に向けた身体の調整をおこなう方が増えてきました。妊娠は、女性の身体の環境のことばかりでなく、男性の身体の環境を整えることも非常に大事です。
    はりきゅう施術で、身体内部の環境(血液循環・生殖器系やホルモンバランス・自律神経系など)の調整をおこない、妊娠しやすい環境づくりをしてみませんか。(当院では『不妊症』という言葉を使用いたしません。)
    妊娠中はもちろん、妊娠後のケアがとても大事です。妊娠によって骨盤の状態が変化したり、腹部に瘀血(余分な血液)があったり、帝王切開後の術痕周囲への施術で、腰痛や足のだるさやむくみなどの調整をおこないます。
    また逆子や安産のためのお灸の調整もございます。症状によって特別料金をいただくことはございませんのでご安心ください。
  • デトックス効果にも
    古書美容鍼灸に代表されるものですね。元々漢法の治療は体内の毒素(邪気)の排出が目的で、それによって自己治癒力を高めるようにする方法です。
    漢法には発汗・吐かせる(ゲップなど)・お通じをよくするという治則があります。
    それによって体内の余分な毒素が排出され、腸内環境もよくなり、食事による栄養吸収も良くなり、それがお肌の方にも結果として影響してきます。
    最近では、頭の脳と同じく、腸は第2の脳、皮膚は第3の脳とまで言われ、それぞれが関連し、独立したはたらきを持っていることがわかってきています。美は健康からです。

  • 他にも
    ・季節の変わり目や気温の変化で体調不良になる方に(頭痛・花粉症・倦怠感など)
    ・一日のうちで朝方に調子が悪くなる(または夜)の方
    ・いろいろ検査を受けてみたけど、よくわからなかったという方
    ・難しい症状をお持ちの方
    など、一度治療してみないとわからないことも多々あります。ぜひご相談ください。

季節の変わり目調整の重要性

はり・きゅう ほうかん堂

季節の変わり目、特に春と秋は体調をくずしやすくなります。
これは、気圧や寒暖の差が体に影響しているためです。

冬から春にかけては、普段活動しようとする神経系(交感神経)がおさえられ、休息する神経系(副交感神経)の働きが優位になろうとするために、免疫機能が急に活発になり、体がダルイ・花粉症・のぼせなどといった症状が現れます。
これは寒い時期から暖かくなっていく時期に体が対応できずに起きてしまうことです。

夏から秋にかけては、副交感神経系がおさえられ、交感神経が優位になり、血圧が高くなる・胃腸障害・むくみといった症状が現れます。これも暑い時期から寒い時期に変化時期に体が対応できずに起きてしまうことです。
これらは、暑い時期(夏)と寒い時期(冬)の不養生と電化製品による環境の変化によって体がなまってしまい、免疫力の低下が原因となっていようです。

ぜひこの機会にリズムをつけた調整をしてみてはいかがですか?

さらに簡単に1年を24節気に分け、それらを6つの季節に分けて各季節ごとに症状を列記すると
初之気: 大寒~春分  胃腸を中心の炎症症状
二之気: 春分~小満  鼻・喉、関節痛の症状
三之気: 小満~大暑  上半身ののぼせを伴う症状
四之気: 大暑~秋分  水分代謝異常(胃腸不調も含む)
五之気: 秋分~小雪  呼吸器疾患と筋・筋膜の引きつり
終之気: 小雪~大寒  肌・足の萎え・冷えのぼせの症状

この季節の特徴や身体の変化を確認し、それぞれの季節にあった治療を行なっています。

時間と内蔵とのバランス調整にも

季節以外にも時間と内臓の働きとの関連もあります。
はり・きゅう ほうかん堂
午前 1時~午前 3時 肺
午前 3時~午前 5時 肺
午前 5時~午前 7時 大腸 大腸
午前 7時~午前 9時 胃
午前 9時~午前11時 脾(膵臓) 脾(膵臓)
午前11時~午後 1時 心
午後 1時~午後 3時 小腸 小腸
午後 3時~午後 5時 膀胱 膀胱
午後 5時~午後 7時 腎
午後 7時~午後 9時 心包 心包
午後 9時~午後11時 三焦(リンパ系) 三焦(リンパ系)
午後11時~午前 1時 胆
では疾病の最高発生頻度は…
午前 0時~午前 4時 胃潰瘍・がん細胞増殖 胃潰瘍・がん細胞増殖
午前 4時~午前 6時 気管支喘息 気管支喘息
午前 6時~午前 8時 異型狭心症・アレルギー性鼻炎・突然死・片頭痛・慢性関節リウマチ 異型狭心症・アレルギー性鼻炎・突然死・片頭痛・慢性関節リウマチ
午前 8時~午前10時 脳梗塞・心筋梗塞 脳梗塞・心筋梗塞
午後12時~午後 2時 精神活動の最大 精神活動の最大
午後 4時~午後 6時 胃潰瘍の穿孔・握力最大・心筋梗塞 胃潰瘍の穿孔・握力最大・心筋梗塞
午後 8時~午後10時 皮膚過敏・脳出血 皮膚過敏・脳出血
午後10時~午前 0時 手術後死亡 手術後死亡
また体の組織・機能の1日変動の最大値では…
午前 0時~午前 4時 細胞分裂・コレステロール・成長ホルモンなど 細胞分裂・コレステロール・成長ホルモンなど
午前 6時~午前10時 テストステロン・血小板凝固など テストステロン・血小板凝固など
午前10時~午後 2時 赤血球など 赤血球など
午後 2時~午後 6時 心拍数・交感神経緊張・尿量・アドレナリン・体温など 心拍数・交感神経緊張・尿量・アドレナリン・体温など
午後 6時~午後10時 胃酸分泌量など 胃酸分泌量など
午後10時~午前 0時 リンパ球・白血球・ヒスタミンなど リンパ球・白血球・ヒスタミンなど
という感じになっているそうです。

ここ最近いわれている『生体リズム健康法』『時間医学』がそれにあたります。疾病の発生しやすい時間「魔の時間」とよばれる時にお薬を服用させるなどして対応・研究している医学です。

古医書の記述と照らし合わせてもみても、なかなか面白いデータになっているところに驚きです。

我々鍼灸師は、その時間を臓腑経脈とツボとに対応させて治療をおこなえることが、十分に可能です。これら生体リズム(サーカディアンリズム)に季節のリズムと年のリズムと月のリズムを組み足すと少し複雑にはなりますが、より詳細に診察と治療が可能となります。

ぜひこの機会にリズムをつけた調整をしてみてはいかがですか?