循環器系 | 高血圧症、のぼせ、手足の冷え、むくみ | |
---|---|---|
神 経 系 | 神経痛、神経麻痺、脳卒中後遺症、メニエル、自律神経失調症、不眠症 めまい、頭痛など | |
運 動 系 | 身体各部の関節痛、筋肉痛、頸・肩こり、五十肩、腱鞘炎、捻挫、打撲 腰痛、頚腕症候群、各種スポーツ障害、慢性関節リューマチなど | |
消火器系 | 胃腸疾患(胃・十二指腸潰瘍)、便秘、下痢、痔、肝臓、胆のうの病気 歯痛、口内炎、夏バテなど | |
呼吸器系 | 鼻炎、扁桃炎、咽喉炎、風邪、気管支炎、喘息、せきや痰など | |
泌尿器系 | 腎炎、膀胱炎、前立腺肥大症など | |
産婦人科系 | 生理痛、つわり、逆子、冷え症、のぼせ、更年期障害など | |
内分泌・代謝疾患 | バセドー病、糖尿病、痛風など | |
アレルギー | 気管支喘息、アレルギー性鼻炎、眼炎、花粉症など | |
眼 科 系 | 仮性近視、眼精疲労、かすみ目、ものもらいなど | |
耳鼻咽喉科系 | 耳鳴、中耳炎、難聴、蓄膿症、扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎など | |
皮膚科系 | 蕁麻疹、しもやけ、ヘルペスなど | |
小児科系 | 小児喘息、夜尿症、夜驚症、疳虫など |
上記以外の症状にも適応いたしますので、ご遠慮なくご相談ください。
季節の変わり目、特に春と秋は体調をくずしやすくなります。
これは、気圧や寒暖の差が体に影響しているためです。
冬から春にかけては、普段活動しようとする神経系(交感神経)がおさえられ、休息する神経系(副交感神経)の働きが優位になろうとするために、免疫機能が急に活発になり、体がダルイ・花粉症・のぼせなどといった症状が現れます。
これは寒い時期から暖かくなっていく時期に体が対応できずに起きてしまうことです。
夏から秋にかけては、副交感神経系がおさえられ、交感神経が優位になり、血圧が高くなる・胃腸障害・むくみといった症状が現れます。これも暑い時期から寒い時期に変化時期に体が対応できずに起きてしまうことです。
これらは、暑い時期(夏)と寒い時期(冬)の不養生と電化製品による環境の変化によって体がなまってしまい、免疫力の低下が原因となっていようです。
ぜひこの機会にリズムをつけた調整をしてみてはいかがですか?
さらに簡単に1年を24節気に分け、それらを6つの季節に分けて各季節ごとに症状を列記すると
初之気: 大寒~春分 胃腸を中心の炎症症状
二之気: 春分~小満 鼻・喉、関節痛の症状
三之気: 小満~大暑 上半身ののぼせを伴う症状
四之気: 大暑~秋分 水分代謝異常(胃腸不調も含む)
五之気: 秋分~小雪 呼吸器疾患と筋・筋膜の引きつり
終之気: 小雪~大寒 肌・足の萎え・冷えのぼせの症状
この季節の特徴や身体の変化を確認し、それぞれの季節にあった治療を行なっています。
季節以外にも時間と内臓の働きとの関連もあります。午前 1時~午前 3時 | 肝 | |
---|---|---|
午前 3時~午前 5時 | 肺 | |
午前 5時~午前 7時 | 大腸 | |
午前 7時~午前 9時 | 胃 | |
午前 9時~午前11時 | 脾(膵臓) | |
午前11時~午後 1時 | 心 | |
午後 1時~午後 3時 | 小腸 | |
午後 3時~午後 5時 | 膀胱 | |
午後 5時~午後 7時 | 腎 | |
午後 7時~午後 9時 | 心包 | |
午後 9時~午後11時 | 三焦(リンパ系) | |
午後11時~午前 1時 | 胆 |
午前 0時~午前 4時 | 胃潰瘍・がん細胞増殖 | |
---|---|---|
午前 4時~午前 6時 | 気管支喘息 | |
午前 6時~午前 8時 | 異型狭心症・アレルギー性鼻炎・突然死・片頭痛・慢性関節リウマチ | |
午前 8時~午前10時 | 脳梗塞・心筋梗塞 | |
午後12時~午後 2時 | 精神活動の最大 | |
午後 4時~午後 6時 | 胃潰瘍の穿孔・握力最大・心筋梗塞 | |
午後 8時~午後10時 | 皮膚過敏・脳出血 | |
午後10時~午前 0時 | 手術後死亡 |
午前 0時~午前 4時 | 細胞分裂・コレステロール・成長ホルモンなど | |
---|---|---|
午前 6時~午前10時 | テストステロン・血小板凝固など | |
午前10時~午後 2時 | 赤血球など | |
午後 2時~午後 6時 | 心拍数・交感神経緊張・尿量・アドレナリン・体温など | |
午後 6時~午後10時 | 胃酸分泌量など | |
午後10時~午前 0時 | リンパ球・白血球・ヒスタミンなど |
ここ最近いわれている『生体リズム健康法』『時間医学』がそれにあたります。疾病の発生しやすい時間「魔の時間」とよばれる時にお薬を服用させるなどして対応・研究している医学です。
古医書の記述と照らし合わせてもみても、なかなか面白いデータになっているところに驚きです。
我々鍼灸師は、その時間を臓腑経脈とツボとに対応させて治療をおこなえることが、十分に可能です。これら生体リズム(サーカディアンリズム)に季節のリズムと年のリズムと月のリズムを組み足すと少し複雑にはなりますが、より詳細に診察と治療が可能となります。